全身に走る激痛!「線維筋痛症」とは? / 江別の整骨院なら口コミNo1の『はやしハリきゅう整骨院』
江別市2番通り沿いのニコニコ太陽の看板が目印、はやしハリきゅう整骨院 大麻新町です。
全身に激しい痛みが慢性的に起こる「線維筋痛症」という病気はご存知ですか?
その痛みは「骨が裂けるような」「筋肉がひきつれるような」などと患者様の訴えでは形容するほどの耐え難さだといいます。
日本には潜在的な患者さんを含め約200万人いると推定されており、決して珍しい病気ではありません。
今回は多くの患者さんが苦しんでいるこの線維筋痛症について、その実態をご説明したいと思います。
◆線維筋痛症とは
線維筋痛症は、一般的な検査では異常が認められず、現状では原因は明らかになっていません。
原因が見つからないのに、全身痛・疲労・関節痛・睡眠障害・頭痛・筋肉痛・しびれ・不安感・こわばり・抑うつなどの症状が現れます。
現在では原因として、脳の機能である痛みの信号を感知する働きに障害がでているのではないか、と考えられています。
この状態を車の運転に例えると、アクセルとブレーキの制御装置に異常があり、過剰反応している状態です。
つまり、痛みの信号の伝達路に誤作動が生じ、通常は痛みを感じない程度の刺激でも痛みを感じるような機能不全が起こっているのではないかと考えられています。
また、痛みを抑えるセロトニン・ノルアドレナリン・ドーパミンなど、痛みを抑制する物質が機能していないという説もあります。
とりわけ強くでる症状は「激しい痛み」で、引き金となるのは、過労やケガ、事故や手術、妊娠や出産といった肉体的ストレスと、仕事や人間関係、離職や介護などの精神的ストレスであるとみなされています。
男女比は1:5~8と女性に多く、とくに30~50代の女性に多く見られます。
◆線維筋痛症の痛みとその影響
全身の激しい痛みが特徴の線維筋痛症。
痛みは突然発症し慢性化すると言われており、「骨が裂けるような」「筋肉がひきつれるような」「全身をガラスの破片がめぐっているような」など、極めて強い痛みであることが伝わる表現をされています。
重症化すると、ごく弱い刺激でも耐え難い痛みを感じるようになってしまいます。
結果、不眠やストレスを蓄積させ、ストレスがさらなる痛みの増強、あるいは自力での生活が困難になるほどの非常に強い痛みを引き起こすつらい病気です。
また、骨格筋の痛みが内臓や全身の筋肉にも拡大し、胃腸障害、月経困難症、排尿障害、血流不全といった全身の不調にもつながっていきます。
痛み以外に随伴する症状として、慢性的な疲労感や倦怠感、睡眠障害、しびれやこわばり感、頭痛、口の渇き、光がまぶしいなどの身体的症状のほか、抑うつ、自律神経失調、強迫性障害といった精神疾患が合併することもあります。
◆線維筋痛症の治療
線維筋痛症は、米国リウマチ学会による線維筋痛症分類基準により、次のような基準で診断がおこなわれています。
●広範囲の痛みが3か月以上続いている
●18か所の圧痛点を指で押すと11か所以上で激痛が走る
●原因となる他の病気が認められない
線維筋痛症に対する特効薬はまだありません。
薬物療法、運動療法、心理療法など、医師と患者さんが協力して症状にあった治療法を探っていくことが必要です。
たとえば、痛みが強い患者さんには神経性疼痛緩和薬などで軽減させ、まずは筋肉に負担をかけない運動を取り入れます。
続いて筋肉を強化する運動に切り替えるといった運動療法に加え、認知行動療法を組み込みストレス軽減にも対処するような方法があります。
◆発症しやすいのは完璧主義で活動的な女性?
線維筋痛症は、はじめに身体的外傷、次に心的外傷と二段階の強い刺激がきっかけとなり発症することが多いといいます。
その背景には、自分の身体や心に負荷をかけ続ける「過剰な几帳面さ」「強迫性」「完璧性」といった気質が関係しているという指摘もあります。
患者さんには、厳しい世界で完全性を追求する、徹底的に運動で身体を鍛える…など、完璧主義かつ活動性が高いという共通点があるとのこと。
このように、線維筋痛症は激しい痛みをともなう原因不明のつらい病気です。
しかし、生命を落としたり後遺症が残ったりすることはないといわれています。
患者さんは、適切な治療で痛みを緩和しながら、完璧主義やオーバーワークなどの克己主義を改め、自分をいたわる生き方にシフトすることが求められます。
ちなみに、この病気の治療にはリウマチ科、心療内科などを受診します。
お身体の事でお悩みの方は、江別の整骨院で口コミNo1の『はやしハリきゅう整骨院』に一度ご相談ください。